脆弱性診断の種類と実施方法|自動・手動の違いと選び方
脆弱性診断を検討していると、「自動診断」「手動診断」などいくつも種類が出てきて、「結局どれを選べばいいの?」と迷いますよね。
選びやすくするには、まず自社のどこを確認したいかを考えることが大切です。
同じ脆弱性診断でも、サービスによって調べられるページや機能は異なります。
この記事では、自動診断と手動診断の違いや、確認したい場所に合った依頼先の選び方をご紹介します。
まずは自社サイトのどこを確認したいか考えよう
脆弱性診断は、Webサイトの「健康診断」のようなものです。
サイバー攻撃につながる弱点がないかを調べます。
難しい言葉から考えるよりも、まずは問い合わせフォームなど、普段使っている場所から考えてみましょう。
| 確認したい場所 | 依頼時に伝えたいこと |
|---|---|
| 問い合わせフォーム | 入力内容が安全に処理されるか見てほしい |
| 会員向けページ | ログイン後の情報が守られているか見てほしい |
| ECサイト | 買い物かごや注文に関わる機能を見てほしい |
たとえば会員サイトでは、利用者ごとに見られる情報が正しく分けられていることが大切です。
ネットショップの注文履歴も同じで、ほかの利用者の情報が表示されてしまわないかは気になりますよね。
問い合わせフォームや検索欄のように文字を入力できる場所が、攻撃の入口として使われる場合もあります。
見た目には普通に動いているサイトでも、こうした問題が隠れていることはあるのです。
依頼するときは、「会員がログインした後のページまで見てほしい」といった伝え方で大丈夫です。
専門的な問題の名前がわからなくても、扱っている情報や心配な操作を伝えれば、どこを診断してもらうべきか相談しやすくなります。
早めに問題を見つけて修正できれば、情報漏えいやサイト改ざんなどのリスクも減らせます。
脆弱性診断にはどんな種類があるの?

脆弱性診断は、調べたい範囲や目的に合わせて方法を選びます。
代表的な自動診断と手動診断には、次のような違いがあります。
| 診断方法 | 得意な確認 | 契約前に確認したいこと |
|---|---|---|
| 自動診断 | 既知の弱点や設定ミスを広く確認 | 調べられるページや操作の範囲 |
| 手動診断 | 複雑な操作や業務上の仕組みを確認 | 専門家が確認する機能と条件 |
ツールで広く素早く調べる自動診断
自動診断とは、専用のプログラムを使って、Webサイトに知られている弱点や設定ミスがないかを調べる方法です。
ツール診断とも呼ばれ、定期的なチェックにも向いています。
「まずはサイト全体を広く見ておきたい」という場合にも使いやすい方法です。
実際には問題のないものを検出する「誤検知」が含まれることもあるため、気になる結果が出た場合は専門家にも確認してもらうと安心でしょう。
また、「自動診断だからログイン後のページは見てもらえない」とは限りません。
ログイン後のページまで対応しているサービスもあります。
大切なのは、自社が見てほしいページへ入るための操作まで、そのサービスが対応しているかどうかです。
専門家が詳しく調べる手動診断
手動診断とは、セキュリティの専門家が実際にWebサイトを操作しながら、弱点を探す方法です。
決まった手順で進む注文機能など、ツールだけでは判断しにくい複雑な操作を調べたいときに向いています。
見つかった問題がどれくらい危険なのか、どこから直したほうがよいのかを判断しやすいのも強みです。
そのぶん、自動診断より費用や期間は増えやすくなります。
どちらか一つだけを選ぶのではなく、まず自動診断で広く調べ、その後に重要な部分を手動で詳しく確認する方法もあります。
「重要な機能があるから手動診断にしよう」と名前だけで決めるのではなく、実際にどこまで確認してもらえるかを見て選びましょう。
手動診断でも、基本的には契約した範囲に沿って調べます。
ログインや決済に関わる操作まで見てほしい場合は、どこまで対応してもらえるか事前に確認しておくと安心です。
攻撃の影響を確かめるペネトレーションテスト
ペネトレーションテストとは、「侵入テスト」とも呼ばれる、より実際の攻撃に近い方法です。
弱点を探すだけでなく、想定した攻撃によってどこまで影響が広がるのかまで確かめたい場合に検討します。
自動診断・手動診断とは、少し目的が異なるものとして考えるとわかりやすいでしょう。
詳しい違いは、ペネトレーションテストと脆弱性診断の比較を参考にしてみてください。
セキュリティ診断サービスの選び方
診断サービスによって、調べられる範囲や料金、診断後のサポートはさまざまです。
料金だけを見るのではなく、「自社が見てほしいところをきちんと調べてもらえるか」まで確認しておきましょう。
自社で対応するか外部へ依頼するか迷っている場合は、セキュリティ診断は内製と外注どちらが得?費用と判断基準も参考にしてみてください。
見てほしいページや機能が対象に含まれるか
「脆弱性診断に対応」と書かれていても、すべてのページや機能を調べてもらえるとは限りません。
申し込み前に見てほしい場所を伝え、料金に含まれているか確認しましょう。
たとえばECサイトに対応していても、注文確定まで操作するのか、決済サービスとの連携部分まで調べるのかはサービスによって異なります。
希望する操作が対象外の場合は、追加で依頼できるか相談しておくと、「申し込んでから対象外だとわかった」という行き違いを防ぎやすくなります。
ツールと診断サービスの詳しい比較は、Webアプリ脆弱性診断の選び方を参考にしてみてください。
料金に何が含まれるか
料金を見るときは、申し込みから診断開始までの流れもあわせて確認しておきましょう。
表示されている金額に、報告書の作成や結果についての質問対応まで含まれているかも大切なポイントです。
修正後の再診断や診断対象の追加が別料金になる場合もあります。
必要になりそうな対応まで含めて比べると、あとから費用で迷いにくくなるでしょう。
具体的な料金条件を比べる際は、セキュリティ診断の見積もりと費用相場の比較も参考にしてみてください。
診断結果を修正相談に使いやすいか
報告書を受け取っても、専門用語ばかりでは「結局、何を直せばいいの?」と困ってしまいますよね。
「どこに問題があるのか」「どのくらい危険なのか」「どう直せばよいのか」が、わかりやすく書かれているサービスを選びましょう。
優先順位まで示されていれば、どこから対応すればよいのかもわかりやすくなります。
制作会社や保守担当者へそのまま報告書を渡して相談できるか、わからない点を誰に質問できるかも、事前に確認しておくと安心です。
脆弱性診断の流れをわかりやすく解説
脆弱性診断では、最初に調べる範囲や条件を決めます。
依頼先の案内に沿って準備し、診断結果を受け取ったら、必要に応じて制作会社などへ修正を相談する流れです。
対象や条件を確認する
まずは、Webサイト全体を調べるのか、特定の機能だけを見るのかを相談しましょう。
次に、Webサイトの所有者や管理者から診断の許可を得ます。
依頼者がサイトを管理していることを確かめる「所有者確認」が必要な場合もあるため、依頼先の案内に沿って進めましょう。
実際に運用しているサイトでは、診断によってアクセスやデータ更新に影響が出ることもあります。
普段の業務への影響が心配なら、実施方法や時期についてあらかじめ依頼先へ相談しておくと安心です。
必要な準備をして診断してもらう
ログインが必要なページを調べる場合は、診断用のアカウントを求められることがあります。
あわせて、どこまで操作してよいのかも事前に共有しておくとスムーズです。
準備の方法がよくわからないときは、依頼先からの案内を制作会社や保守担当者にも共有してみてください。
必要な準備が整ったら、事前に決めた範囲を診断してもらいます。
結果を受け取り、修正を相談する
診断後は報告書を見て、どこに問題があるのか、どのくらい危険なのか、どう直せばよいのかを確認します。
複数の問題が見つかった場合は、危険度の高いものから対応すると進めやすいでしょう。
自社で修正するのが難しければ、報告書を制作会社などへ渡して相談しましょう。
報告書の見方は、脆弱性診断レポートの読み方を参考にしてみてください。
修正が終わったら、問題がきちんと解消されたかもう一度確認しましょう。
最後の再確認まで行うことで、より安心してWebサイトを運用できる状態に近づけられます。
診断する時期については、脆弱性診断の頻度とタイミングも参考にしてみてください。
自社サイトの弱点を手軽に確認するには
ここまで読んで、「自社のサイトも一度きちんと確認しておきたい」と感じた方もいるかもしれません。
そんなときに利用できるサービスの一つが、『セキュリティー診断さん』です。
『セキュリティー診断さん』では、AIを活用してWebサイトの弱点を調べます。
会員向けページやECサイトも対象なので、「ログイン後のページが安全か気になる」という場合にも相談できます。
ただ、管理者権限が必要なページは対象外で、外部からアクセスできる範囲が診断対象です。
ログインが必要なページをどこまで確認してもらえるのか、注文や決済に関わる操作まで見てもらえるのかなど、気になる部分があれば申し込み前に相談しておくと安心でしょう。
また、『セキュリティー診断さん』は見積もり不要で、ウェブサイトに表示されている価格がすべての「明朗会計」です。
申し込み後は決済やWebサイトの所有者確認など、案内に沿って必要な準備を進めれば、診断を最短即日で始められます。
専門的なことを自分たちだけで判断するのが難しい場合でも、まずは気になっているページや機能を伝えれば、診断を依頼するところから始められるでしょう。
自社に合った診断を選んで、サイトの不安を減らそう
脆弱性診断は、「自動か手動か」という名前だけで選ぶのではなく、自社がどこを確認したいのかをはっきりさせることが大切です。
気になるページや機能が診断対象に含まれているか、料金や診断後のサポートまで確認しておけば、依頼してから困ることも減らせるでしょう。
専門的なことがよくわからなくても、心配している場所や使い方を伝えれば、必要な診断を相談しながら決められます。
自社サイトの安全性が気になっているなら、AIでWebサイトの弱点を調べられる『セキュリティー診断さん』も選択肢の一つです。
不安を抱えたままにせず、まずは自社サイトの気になるところを確認することから始めてみましょう。
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