ペネトレーションテストと脆弱性診断の違いと選び方

ペネトレーションテストと脆弱性診断の違いと選び方

セキュリティ

Webサイトのセキュリティ対策、何から始めたらいいか分からず困っていませんか?

「脆弱性診断」や「ペネトレーションテスト」という言葉を聞いたことはあっても、その違いがよく分からず、どちらを選べばいいのか迷ってしまう…。

今回はそんなあなたに向けて、2つのセキュリティ診断の違いと、あなたの会社にピッタリな選び方を、わかりやすく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、きっとセキュリティ診断選びで迷うことはなくなるでしょう。

セキュリティー診断さん セキュリティー診断さん

ペネトレーションテスト? 脆弱性診断? よくわからないなあ…どっちも同じようなものじゃないの?

まずは利用場面から違いを確認しよう

あなたの会社のWebサイトを「一軒家」だと想像してみてください。

脆弱性診断は、窓やドアなど家全体の弱い場所を調べる「健康診断」のようなものです。

Webサイトでは、公開画面やログイン後の画面を広く確認し、修正すべき弱点を洗い出します。

ペネトレーションテストは、防犯のプロが侵入経路を組み立て、金庫まで到達できるかを試す実戦的なテストです。

Webサイトでは、顧客情報の取得や管理者権限の奪取など、あらかじめ決めた攻撃目的が達成できるかを検証します。

たとえば、企業サイト全体の定期確認には脆弱性診断が向いています。

顧客情報を扱うECサイトやSaaSで重大な侵入経路まで確認したい場合は両方を組み合わせ、特定の侵入目的だけを深く検証したい場合はペネトレーションテストを選びます。

診断方法をさらに比較する場合は、自動・手動を含む脆弱性診断の種類と選び方も参考にしてください。

「脆弱性診断」ってどんなもの?家の健康診断に例えてみよう

それでは、一つ目の「脆弱性診断」について見ていきましょう。

これは、先ほどの「家」の例で言うと、「建物全体の健康診断」にあたります。

  • 窓の鍵が古くなっていないか?
  • 壁にひび割れはないか?
  • 雨漏りしそうな屋根はないか?
  • 扉の立て付けは悪くないか?

このように、家の隅々までチェックして、「壊れそうな場所」や「弱そうな場所」をリストアップしていくイメージですね。

脆弱性診断の目的は、Webサイトに潜む弱点(専門的には、脆弱性と言います)を、できるだけたくさん、網羅的に見つけ出すことです。

脆弱性診断のメリットは弱点を全部洗い出せること

脆弱性診断の最大のメリットは、サイト全体を広く浅くチェックすることで、考えられる弱点を一覧にできる点です。

自分たちでは気づかなかったような、細かい問題点まで発見できる可能性があります。

まさに、人間ドックのように、体の隅々まで調べて問題点を洗い出す作業に似ていますね。

脆弱性診断のデメリットは実際に侵入されるかは分からないこと

一方で、デメリットもあります。

それは、見つかった弱点が「実際にサイバー犯罪者の侵入を許してしまうほど危険なものか」までは、この診断だけでは判断が難しいことです。

「窓の鍵が少しだけ緩い」という弱点が見つかっても、それが本当に泥棒が入ってこれる原因になるかどうかは、試してみないと分かりませんよね。

あくまで「弱点のリストアップ」が中心なので、その先のリスクの大きさは、また別の話になります。

セキュリティー診断さん セキュリティー診断さん

なるほど、家のどこが壊れやすいかリストアップする感じか! それならわかりやすいね!

「ペネトレーションテスト」って何?プロが試す実戦的な防犯テスト

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次に、「ペネトレーションテスト」についてです。

これは英語で「侵入テスト」という意味で、その名の通り、実際に侵入を試みるテストです。

家の例えを使うなら、「防犯のプロを雇って、本気で家に侵入してもらう」ようなものです。

脆弱性診断が「弱点のリストアップ」だったのに対し、ペネトレーションテストは「特定のゴール」を目指します。

例えば、「金庫の中にある現金を手に入れる」というゴールを設定し、そのために窓を破る、鍵をこじ開ける、壁に穴を開けるなど、あらゆる手口を使って目的達成を試みるのです。

Webサイトでも同じで、「個人情報を盗み出す」「サイトを機能停止させる」といったゴールを決め、専門家がサイバー犯罪者になりきって、実際に攻撃を仕掛けるシミュレーションをします。

ペネトレーションテストのメリットは本当のリスクがわかること

このテストの最大のメリットは、弱点を突かれた結果「どこまで被害が広がるのか」という、本当のリスクを体験できることです。

「この弱点を放置すると、顧客情報が全部盗まれてしまう」という事実が分かれば、対策の優先順位も明確になります。

机上の空論ではなく、現実的な脅威を明らかにできるのが強みですね。

ペネトレーションテストのデメリットは費用と時間がかかること

しかし、これには大きなデメリットが伴います。

それは、専門の技術者がサイバー犯罪者になりきって、手作業で時間をかけて攻撃を試みるため、費用が非常に高くなる傾向があることです。

数百万円から、ときには一千万円を超えるケースも珍しくありません。

サイトの規模や診断の範囲によって費用は大きく変わりますが、中小企業にとっては大きな負担となることが多いのが実情です。

また、診断にかかる時間も数週間から数ヶ月と長くなることが多く、気軽に試せるものではないのが実情です。

セキュリティー診断さん セキュリティー診断さん

え、そんなにお金がかかるの! ? それに時間もものすごくかかるんだ…

利用場面に合う診断を選ぼう

両者を選ぶときは、目的だけでなく、費用と期間も同じ条件で比べることが大切です。

比較項目 脆弱性診断 ペネトレーションテスト
目的 Webサイトの弱点を広く洗い出す 特定の攻撃目的が成功するか確かめる
対象範囲 サイト全体や指定した画面・機能 攻撃目的に関係する侵入経路
費用 対象ページ数や診断範囲に応じて変わる 手作業と検証シナリオが増えるほど高くなりやすい
期間 数日から数週間が目安 数週間から数か月かかる場合がある
成果物 弱点、危険度、修正方法をまとめた報告書 攻撃経路、到達できた情報、事業への影響をまとめた報告書
再診断 修正した弱点が解消したかを確認する 修正後に同じ攻撃経路が成立しないかを確認する

実際の金額は、対象ページ数、ログイン機能の有無、専門家が手作業で確認する範囲、報告書の内容、再診断の有無によって変わります。

見積もりでは、両者とも同じ条件を示して比較しましょう。

料金だけを見ても違いがわかりにくいので、対象範囲と成果物も一緒に確認すると安心です。

まずは「脆弱性診断」から始めるのがおすすめ

結論から言うと、ほとんどの企業にとっては、まず「脆弱性診断」から始めることを強くおすすめします。

なぜなら、多くのWebサイトは、まだ基本的な弱点が多く残っている状態だからです。

いきなり高額なペネトレーションテストを受ける前に、まずは手頃な価格でサイト全体の「健康状態」を把握し、明らかな問題点を潰していく方が、ずっと効率的でコストパフォーマンスも高いです。

定期的な健康診断を受けるのと同じ感覚ですね。

まずは自分のサイトにどんな弱点があるのか、全体像を把握することが最初のステップです。

セキュリティー診断さん セキュリティー診断さん

ふむふむ、まずは健康診断(=脆弱性診断)から始めるのが基本ってことか。 ヨシ、わかった! (๑•̀ㅂ•́)و✧

こんな場合は「ペネトレーションテスト」を検討しよう

もちろん、ペネトレーションテストが不要というわけではありません。

例えば、以下のようなケースでは、脆弱性診断に加えてペネトレーションテストを検討する価値があります。

  • ECサイトのように、大量の決済情報や個人情報を扱っている
  • 金融機関や医療機関など、特に高いレベルのセキュリティが求められる
  • 脆弱性診断を定期的に実施しており、基本的な対策は万全だと自信がある

つまり、事業の根幹に関わる重要な情報を守るため、さらに一歩踏み込んだ対策をしたい場合に、ペネトレーションテストは真価を発揮するのです。

診断方法を決めた後に費用や条件を確認する際は、セキュリティ診断の費用相場と見積もりを比較する方法も参考にしてみてください。

もっと手軽にでも本格的な診断がしたいあなたへ

「脆弱性診断から始めるにしても、それなりに費用もかかるし、どの会社に頼めばいいか分からない…」

「専門家とのやりとりも難しそうだし、なんだかんだで手続きが面倒なのでは?」

そう感じた方も、きっと多いのではないでしょうか。

「手軽に始めたいけど、診断の質は妥協したくない」というのは、誰もが思うことですよね。

そんな悩みを解決するのが、『セキュリティー診断さん』です。

AIが攻撃者の思考で診断

『セキュリティー診断さん』は、AI技術を活用したWebサイトのセキュリティ診断サービスです。

最大の特徴は、AIが「本物のサイバー犯罪者」と同じ思考で、あなたのWebサイトへの侵入を試みることです。

なお、これは管理された安全な環境下で行われるテストで、実際にサイトを傷つけたり、データを持ち出したりすることは一切ありません。

あくまでも、「弱点があるかどうか」を確認するための診断です。

これにより、脆弱性診断のように網羅的に弱点を探しながらも、「実際にサイバー犯罪者が侵入できるか?」という現実的なリスクも一定レベルまで評価できます。

もちろん、数百万円規模のペネトレーションテストが行う高度な攻撃シミュレーションとは異なりますが、中小企業が最初に受けるべきセキュリティチェックとしては、十分な精度と実用性を備えています。

中小企業が最初に受けるべきセキュリティチェックとしては、コストと効果のバランスが優れた選択肢と言えるでしょう。

見積もり不要ですぐに始められる

従来の診断サービスでありがちだった、面倒な見積もりのやりとりは一切ありません。

ホームページに掲載されている価格がそのまま適用される「明朗会計」なので、「いくらかかるんだろう…」という不安なく、すぐに申し込むことができます。

決済完了後、画面の指示に従って簡単な所有者確認を済ませれば、あとは待つだけ。

専門知識は不要で、誰でも簡単に本格的なセキュリティ診断を始められるのです。

まとめ:Webサイトの安全は定期的なチェックから始めよう

ペネトレーションテストと脆弱性診断の違いについて、重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 脆弱性診断は、サイト全体の弱点を洗い出す「健康診断」
  • ペネトレーションテストは、実際に侵入を試みる「実戦テスト」
  • まずは脆弱性診断で、サイトの全体像を把握するのがおすすめ

Webサイトのセキュリティ対策は、一度やったら終わりではありません。

サイバー犯罪者たちが次々と新しい攻撃方法を編み出すように、私たちも定期的にサイトの状態をチェックし、守りを固め続ける必要があります。

まずは自分のサイトの現状を知ることからはじめてみましょう。

なお、脆弱性診断とペネトレーションテストは、どちらか一方を選ぶものではありません。

理想は、まず脆弱性診断で全体の弱点を洗い出し、対策を講じた上で、さらにペネトレーションテストで実戦的な防御力を確認する、という段階的なアプローチが効果的です。

手頃な価格で始められ、本格的な診断が可能な『セキュリティー診断さん』で、あなたの会社のWebサイトの「健康診断」を始めてみませんか?

セキュリティー診断さん セキュリティー診断さん

診断って本当に大事なんだな…。 ヨシ! まずは診断を申し込んで、レポートを見てみることから始めてみよう!