診断手法と診断項目

診断手法と
対象範囲

どんな観点で・どこまで診断するか。 9,000項目以上の根拠と OWASP Top 10 対応を公開します。

診断項目を確認するカワウソのキャラクター

診断の進め方

1. 自動スキャン

9,000項目以上のテストパターンを持つ脆弱性診断ツールで、外部から到達可能な範囲を網羅的にスキャンします。

2. 担当者による確認

自動診断の結果を担当者が確認し、誤検知の除去と再現性の検証を行います。認可制御や業務ロジックの問題は手動で確認します。

3. レポート提供

検出した問題、再現手順、推奨対策を整理した50〜200ページのレポートを提供します。

「9,000項目以上」の根拠

セキュリティー診断さんでは、外部からアクセス可能な範囲に対して、 9,000以上のテストパターンを持つ脆弱性診断ツールでスキャンを実施します。 この数字は、公開された脆弱性データベース(CVE)と OWASP Top 10 をはじめとする Web セキュリティのチェックリストを統合した、ツール内蔵のテストパターン数に基づくものです。

すべてのテストパターンを毎回フルで実施するわけではなく、 対象サイトの構成(CMS、フレームワーク、公開ポート等)を踏まえて 関連するパターンを選択して実行します。 どの観点を確認したかは完了後のレポートで明示します。

※ 個別のテストパターン一覧は、診断の有効性維持のためすべては公開していません。

OWASP Top 10 対応表

業界標準の脆弱性カテゴリ OWASP Top 10:2021 の全カテゴリに対応した観点で診断を実施しています。

カテゴリ 概要 対応
A01: アクセス制御の不備権限昇格・水平権限・URL直接アクセスなど
A02: 暗号処理の失敗TLS設定・弱い暗号・平文送信
A03: インジェクションSQL/コマンド/LDAPインジェクション、XSS
A04: 安全でない設計設計レベルの欠陥(手動レビューで補完)
A05: セキュリティの設定ミスデフォルト設定・不要ポート・冗長エラー出力
A06: 脆弱なコンポーネントCMS・ライブラリ・ミドルウェアの既知CVE
A07: 識別と認証の失敗セッション固定・ブルートフォース耐性
A08: ソフトウェアとデータの整合性の不備安全でないデシリアライズ・CI/CDの設定
A09: セキュリティロギングと監視の失敗外部から確認できる範囲のログ設計
A10: サーバーサイドリクエストフォージェリ (SSRF)内部リソース誘導の可否確認

出典: OWASP Top 10:2021 (OWASP Foundation)

診断の対象と対象外

診断対象

  • Webサイト / Webアプリケーション(1ドメイン単位)
  • 外部から到達可能な公開エンドポイント
  • CMS・フレームワークの既知の脆弱性
  • 認証/認可・セッション管理の欠陥
  • TLS/HTTPヘッダなどの設定不備

対象外

  • 物理セキュリティ(建物・機材)
  • ソーシャルエンジニアリング
  • クライアント端末への直接攻撃
  • 申込み対象外のサブドメイン / 別ドメイン
  • 負荷をかける能動的攻撃(DoS など)

本番環境への配慮

セキュリティー診断は本番環境を対象に実施することが多いため、サービスへの影響を最小限に抑える設計にしています。

  • デフォルトでは DoS など負荷の高い能動的攻撃は実施しません
  • 本番影響の可能性がある項目は、事前にお客様と実施可否を確認します。
  • 診断開始前に、対象サイトの所有確認を必ず実施します。
  • 診断中に発見された深刻な脆弱性は、レポート完成を待たずに連絡する場合があります。