脆弱性診断の頻度とタイミング|公開前・更新後・定期診断の決め方
「脆弱性診断は、いつ行えばいいの?」
「年に1回で十分なのか、それとも、もっと頻繁に受けたほうがいいの?」
このように迷っている方も多いのではないでしょうか。
脆弱性診断は、決まった時期に繰り返すだけでなく、Webサイトの公開前や重要な機能を変更した後にも行うことが大切です。
適切な頻度は、サイトで扱う情報や機能、更新の多さ、取引先との契約内容などによって変わります。
今回は、診断サービス比較・選び方・料金の全体像やセキュリティ診断を外部委託するメリットと選び方も踏まえながら、診断を行うタイミングと頻度の決め方をわかりやすく解説します。
なぜWebサイトに定期的な健康診断が必要なの?
Webサイトのセキュリティ診断は、私たちの健康診断によく似ています。
私たちは、特に自覚症状がなくても、年に一度は健康診断を受けますよね。
それは、自分では気づかない病気を早めに見つけて、大事になる前に対処するためです。
Webサイトもまったく同じです。
インターネットの世界では、サイバー犯罪者たちが、常に新しい攻撃方法を生み出しています。
それはまるで、次から次へと新しいウイルスや細菌が登場するようなものです。
昨日まで知られていなかった弱点(脆弱性)が、今日には発見されて攻撃の対象になることも珍しくありません。
この弱点を放っておくと、個人情報がごっそり盗まれたり、Webサイトが改ざんされてしまったりと、取り返しのつかない事態につながる可能性があります。
そうなれば、会社の信用は一気に落ちてしまい、ビジネスに大きな損害を与えてしまいます。
だからこそ、定期的にWebサイトの「健康診断」である脆弱性診断を行い、「早期発見・早期治療」を心がけることが、本当に大切なのです。
脆弱性診断を行う4つのタイミング
脆弱性診断は、決まった月に行うだけではありません。
特に、次のようなタイミングで実施しましょう。
- Webサイトの公開・リニューアル前
- ログインや決済など重要機能の変更後
- セキュリティ事故への対応・修正後
- 契約、取引先要件、監査で求められたとき
Webサイトの公開・リニューアル前
新しいWebサイトを公開したり、大幅にリニューアルしたりする前は、利用者がアクセスする前に脆弱性診断を行います。
新しい家に入居する前に、ドアの鍵や窓の隙間を確認するのと同じです。
公開前に弱点を見つけて修正すれば、問題を抱えた状態で利用を始めるリスクを減らせます。
ログインや決済など重要機能の変更後
会員登録、ログイン、オンライン決済、問い合わせフォームなどを追加・変更した後も診断のタイミングです。
家に新しいドアや窓を増やしたとき、鍵がかかるかを確認する場面に似ています。
技術的には、機能追加によって入力箇所や権限、外部サービスとの接続が増え、新しい攻撃経路が生まれていないかを確認します。
セキュリティ事故への対応・修正後
不正アクセスや情報漏洩などの事故が起きた場合は、原因となった弱点を修正した後に、もう一度診断を行います。
問題となった場所が正しく直っているかを確認するためです。
あわせて、修正の影響で別の機能に新たな問題が起きていないかも確認しましょう。
契約、取引先要件、監査で求められたとき
取引先との契約や監査の条件として、診断結果の提出を求められることがあります。
この場合は、提出期限から逆算して診断の日程を決めましょう。
診断結果に有効期限が設けられていたり、診断方法や調べる範囲が指定されていたりするケースもあります。
申し込む前に、取引先や監査担当者が求めている条件を確認してみてください。
脆弱性診断の頻度を決める4つの基準
脆弱性診断の適切な頻度は、Webサイトによっても異なります。
すべてのサイトが「年に1回」や「毎月」と決められるものではありません。
次の4つを確認し、重要な情報や機能を多く扱っている場合や、変更が多い場合は、診断の間隔を短くしましょう。
| 判断するポイント | 確認すること |
|---|---|
| 扱う情報 | 氏名や住所、決済情報などを扱っているか |
| 公開している機能 | ログイン画面、管理画面、APIなどが外部から利用できるか |
| 更新の多さ | 機能追加や設定変更をどの程度行っているか |
| 契約や監査の条件 | 取引先や業界のルールで頻度が決められているか |
初めて診断を受ける場合や、更新が少ない企業サイトでは、まず一度診断を行い、現在の状態を確認する方法があります。
その後は、サイトを大きく変更したときや、新しい機能を追加したときに再診断するとよいでしょう。
個人情報を扱い、機能を継続的に追加しているサイトでは、変更後の診断と定期診断を組み合わせると安心です。
ECサイトについても、必ず毎月診断すればよいとは限りません。
決済機能の変更頻度や扱う情報、取引先や監査の条件を確認したうえで、自社に合った間隔を決めましょう。
診断結果を修正と再確認につなげる
診断で弱点が見つかったら、どの程度危険なのか、どの機能や利用者に影響するのかを確認します。
そのうえで、危険度の高いものから順番に修正していきましょう。
報告書の読み方や修正担当者への伝え方、修正後の再診断については、脆弱性診断レポートの読み方で詳しく確認できます。
診断方法やツールを選ぶ際は、Webアプリ脆弱性診断の選び方も参考になります。
無料ツール、商用ツール、診断サービスでは、調べられる範囲や社内で行う作業が異なるため、自社の目的に合う方法を選びましょう。
まとめ:未来の安心のために今日から始めるWebサイトの健康管理
脆弱性診断は、Webサイトの公開・リニューアル前や、ログイン、決済などの重要な機能を変更した後に行うことが大切です。
加えて、扱う情報や機能の重要度に合わせて、定期的な診断も取り入れましょう。
個人情報や決済情報を扱っているサイトや、頻繁に機能を更新しているサイトでは、年に1回だけでなく、変更のタイミングに合わせた診断も必要です。
「自社のサイトは大丈夫だろうか」と気になったときは、まず現在の状態を確認してみましょう。
その最初の一歩を支えてくれるのが、『セキュリティー診断さん』です。
見積もりを取る必要がなく、Webサイトに表示された料金で診断を始められます。
定期的に安全性を確認したい場合は、毎月診断するプランを活用することで、単発で繰り返し申し込むよりも費用を抑えられます。
まずはWebサイトの健康診断として、現在の弱点を確認することから始めてみませんか?
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