物流会社のWebサイト・荷物追跡ページのセキュリティ診断方法
「荷物追跡ページや問い合わせページが攻撃されたら、配送や荷主への案内に影響するのでは?」と不安を感じていませんか?
物流会社のWebサイトには、荷物の配送状況や顧客からの問い合わせ内容など、日々の業務に直結する情報が集まっています。
攻撃によって情報を見られたり、ページを使えなくされたりすれば、荷主への案内や配送業務にも影響が広がりかねません。
そんな時はWebサイトのセキュリティ診断を活用し、外部から攻撃される可能性がある場所を確認しましょう。
この記事では、物流会社の経営者やシステム担当者に向けて、荷物追跡ページや問い合わせページで起こり得る問題と、その対策や確認方法をわかりやすくご紹介します。
物流のWeb業務で確認する4つの場面
物流会社では、公開ページだけでなく、荷主や委託先がログインする画面も攻撃の入口になり得ます。
ここでは、「何が起こるのか」「どう対策するのか」「どこを確認するのか」の順に見ていきましょう。
1. 荷物追跡ページ
何が起こるか:
追跡番号だけで配送状況を確認できる仕組みは便利ですが、情報の見せ方に問題があると、他人の荷物情報まで表示されるおそれがあります。
入力欄の作りに弱点がある場合は、悪意のある文字列を送り込まれ、ページの表示内容を変えられる可能性もあります。
どのように対策するか:
追跡番号だけで表示する情報は、配送状況や到着予定など、利用者が確認するために必要な範囲へ絞りましょう。
氏名や住所などの情報は、追加の本人確認なしで表示しない仕組みが必要です。
担当者が使う管理画面には多要素認証を設定し、パスワードが漏れても簡単にはログインできないようにしましょう。
どこを確認するか:
セキュリティ診断の報告書を見ながら、他人の配送情報が表示されないか、入力欄を悪用できないか、管理画面へ不正にログインされるおそれがないかを確認します。
修正後は同じ項目をもう一度診断し、指摘された弱点が解消されたか確かめてみてください。
2. 問い合わせページ
何が起こるか:
問い合わせフォームでは、氏名や電話番号、荷物の内容などを入力してもらう場合があります。
入力された内容の受け取り方に弱点があると、送信内容を外部から見られたり、フォームを悪用されたりするおそれがあります。
自動プログラムから大量の問い合わせを送られ、担当者が本来の連絡を見つけにくくなるケースにも注意が必要です。
どのように対策するか:
入力された文字や内容を安全に受け付ける仕組みを整え、問い合わせ内容を確認できる人も必要な担当者だけに絞りましょう。
自動送信を見分ける仕組みを取り入れることも、迷惑な問い合わせを減らす方法の一つです。
送信中の内容を第三者に読み取られないよう、通信を暗号化するHTTPSも設定しましょう。
どこを確認するか:
実際にフォームから問い合わせを送り、正しく受信できるか、入力した内容が意図しない場所に表示されないかを確かめます。
管理画面を利用できる担当者の一覧も確認し、退職者や担当外の人が残っていないか見直しましょう。
診断報告書では、入力欄の安全性、通信の暗号化、管理画面のログイン機能に関する指摘を確認します。
3. 荷主向け管理画面
何が起こるか:
荷主向け管理画面では、会社ごとに閲覧できる配送情報や帳票を分ける必要があります。
この仕切りが正しく働いていないと、ある荷主が別の会社の配送状況や帳票を見られるおそれがあります。
どのように対策するか:
誰がログインしているかを確認し、その人に許可された荷物や帳票だけを表示する仕組みにしましょう。
すべての情報を変更できる管理者権限は、本当に必要な担当者だけに絞ることも大切です。
どこを確認するか:
一般利用者と管理者のテスト用アカウントを用意し、それぞれの立場で見える情報が正しく分かれているか確認します。
画面のURLを書き換えても、別の会社の情報が開かないか試してみましょう。
診断報告書では、見せてよい人だけに情報を表示する仕組みや、ログイン機能に関する指摘が解消されているかを確かめます。
4. 委託先アカウント
何が起こるか:
配送や倉庫業務の契約が終わった後も委託先のアカウントを利用できる状態では、配送情報を見られたり、管理画面を操作されたりするおそれがあります。
担当者が変わったにもかかわらず、以前の担当者のアカウントが残っているケースにも注意が必要です。
どのように対策するか:
契約の終了日や担当者の変更に合わせて、不要になったアカウントを停止しましょう。
委託先が利用できる機能も、任せている業務に必要な範囲だけに絞ります。
どこを確認するか:
現在契約している委託先の一覧と、管理画面に登録されている会社や担当者を見比べましょう。
契約が終わった会社や、すでに担当を外れた人のアカウントが残っていないかを確認します。
サプライチェーン全体のセキュリティリスク管理では、委託先を含めて確認したいポイントを詳しくご紹介しています。
Web診断で確認できる範囲
Web診断は、外部から見えるWebサイトの弱点を調べる「健康診断」のようなものです。
『セキュリティー診断さん』のようなサービスを活用すれば、公開しているWebサイトだけでなく、荷物追跡ページや問い合わせページ、Web上の管理画面も調べられます。
入力欄が悪用されるおそれはないか、他人の情報が表示されないか、ログイン機能に弱点がないかといった点を確認できます。
Web診断でWeb上の弱点を確認したら、社内で使っている端末や業務システムもあわせて見直しましょう。
倉庫端末の使い方や、WMSと呼ばれる倉庫管理システム、TMSと呼ばれる配送管理システムの利用者や権限は、各システムの設定画面で確認します。
システムが使えなくなったときに、電話や紙の帳票などで業務を続けるための手順も、社内の資料を使って確かめておくと安心です。
委託先のアカウントは、現在の契約先一覧と管理画面の登録内容を見比べ、不要なものを停止しましょう。
Web診断で見つかった技術的な弱点を直しながら、社内の権限や業務手順も見直すことで、Webサイトと日々の業務を両方の面から守れます。
セキュリティー診断さんで弱点を見つけ、修正する流れ
AIを活用した『セキュリティー診断さん』は、実際の攻撃で使われる手法をもとに、Webサイトを安全に検査するサービスです。
外部から悪用されるおそれがある弱点を見つけ、対応の優先順位を判断するために役立ちます。
利用の流れも複雑ではありません。
- ホームページで料金を確認し、そのまま申し込みと決済を行います。
- 診断するサイトの所有者であることを確認できれば、最短即日で診断が始まります。
- 診断結果では、見つかった弱点と危険度を確認します。
- 危険度の高い問題から修正し、もう一度診断を受けて、弱点が解消されたか確かめます。
診断結果は、経営者とWebサイトの修正を担当する会社や担当者の両方に共有しましょう。
経営者には対応の優先順位を、Web制作会社には問題が見つかったページと指摘内容を伝えると、誰がいつまでに直すのかを決めやすくなります。
物流のWeb業務を安全に保つために
荷物追跡ページ、問い合わせページ、荷主向け管理画面では、扱う情報や利用する人に合わせて安全性を確認することが大切です。
Web診断の報告書には、見つかった弱点と危険度が示されるため、どこから修正するべきかを決める材料として活用できます。
『セキュリティー診断さん』は、物流会社のWebサイトに潜む弱点を知り、対策を始めるきっかけとして役立つサービスです。
見積もりを取る必要はなく、ホームページに表示された料金で申し込めます。
決済とサイト所有者の確認が済めば、最短即日で診断を始められる点も特徴です。
物流会社が守るものは、荷物だけではありません。
荷主や受取人から預かった情報や、配送を滞りなく進めるための仕組みも、大切に守る必要があります。
まずは自社のWebサイトにどのような弱点があるのかを知り、優先度の高いところから対策を進めていきましょう。
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