内部不正による情報持ち出し事例と防止対策を学ぼう
「うちの社員は全員信用できるから、情報の持ち出しなんて起こるはずない」
あなたは、そう考えていませんか?
しかし、会社の情報を脅かす一番の危険は、もしかしたら外からの見知らぬ攻撃者ではなく、あなたのすぐそばにいる「内部の人間」かもしれないのです。
実際に多くの会社が、内部の人間による情報持ち出しによって、取り返しのつかない被害を受けているのが現実です。
今回は、そんな他人事ではない「内部不正」の怖い事例を学び、あなたの会社の大切な情報と未来を守るための具体的な対策を、一緒に考えていきましょう。
社内での周知や教育を見直す際は、従業員のセキュリティ意識を測定・改善する方法も参考にしてみてください。
あなたの会社も他人事ではない!内部不正の怖い事例
多くの人が、サイバー攻撃といえば海外のハッカー集団などを想像するかもしれませんね。
ですが、会社の情報を脅かすのは外部の攻撃者だけではなく、社内の人間による「内部不正」にも注意が必要です。
中小企業では一人が担当する業務やアクセス権限の範囲が広い場合もあるため、会社の規模だけで安全とは判断できません。
実際にどのようなことが起こるのか、3つの事例を見てみましょう。
事例1:退職者が仕返しに顧客リストを丸ごと持ち出し
ある会社で、待遇に不満を持って辞めた社員がいました。
彼は退職する直前に、会社の命ともいえる顧客リストをこっそりUSBメモリにコピーし、ライバル会社へ売り渡してしまったのです。
その結果、大切なお客様を次々と奪われ、会社の売上は大きく落ち込みました。
毎日一緒に働いている仲間を疑うのは難しいからこそ、「社員を信頼しているから大丈夫」という思い込みがセキュリティの弱点になることがあります。
信頼は大切ですが、それだけでは会社の重要な情報を守りきれないのです。
事例2:軽い気持ちで会社の秘密情報を自宅に持ち帰った
あるメーカーに勤める技術者のAさんは、家でも仕事の続きをしようと考え、開発中の新商品の設計図を会社の許可なく個人用メールアドレスへ送信しました。
Aさんに悪意はありませんでしたが、自宅のパソコンがウイルスに感染していたため、そのデータがインターネット上に流出してしまったのです。
発表前の新商品情報が世界中に広まり、会社は莫大な損害を被りました。
このように、「これくらいなら大丈夫だろう」という軽い判断でも、重大な情報漏洩につながることがあります。
情報漏洩によって失うのは金銭だけではなく、取引先やお客様から積み重ねてきた会社への信頼にも影響しかねません。
事例3:設定ミスでアルバイトも役員情報にアクセスし放題に
あるサービス業の会社では、社内の情報共有システムの設定ミスによって、本来は役員しか見られない経営情報や給与データに、アルバイトを含む全従業員がアクセスできる状態になっていました。
誰もその危険な状態に気づかないまま数ヶ月が経過し、ある日、情報をのぞき見したアルバイトが友人に話したことで情報漏洩が発覚しました。
内部の人間による情報の閲覧や持ち出しは、普段の業務に紛れてしまうため、異常に気づきにくいのが怖いところです。
被害が発覚したときには、すでに情報が外部へ広がっている可能性もあります。
悪意のある人がいなくても、このような「誰でも見られる状態」は、情報漏洩の大きな原因になるのです。
なぜ内部不正は起きてしまうのか?3つの主な原因
恐ろしい事例を見てきましたが、では、なぜこのような内部不正は起きてしまうのでしょうか。
原因は大きく分けて3つ考えられます。
原因1:ルールがあいまいで守られていない
「会社の情報は勝手に持ち出してはいけない」というのは、当然のことかもしれません。
しかし、そのルールが文章として明確に決められていなかったり、社員にきちんと伝えられていなかったりする会社は意外と多いのです。
何が「重要な情報」で、それをどう扱えばいいのか。
ルールがあいまいだと、社員は「これくらいならいいか」と自分勝手に判断してしまいがちです。
原因2:誰でも情報に触れられる環境になっている
あなたの会社では、アルバイトでも正社員でも、誰でも同じ情報を見られるようになっていませんか?
「必要のない人」にまで情報を見せるのは、知らない人に自宅の鍵を渡すようなものです。
その人の役職や仕事内容に応じて、見られる情報をきちんと制限することが、情報漏洩を防ぐための基本です。
- 私物のUSBメモリやスマートフォンを自由に会社のパソコンに接続できる
- 誰がどのファイルを開いたか、操作の記録を取っていない
- 退職した社員のアカウントが、いつまでも消されずに残っている
もし、あなたの会社がこのような状態なら、今すぐ見直す必要があるかもしれません。
原因3:社員の心の問題
残念ながら、会社への不満やストレスが不正行為の引き金になることもあります。
「正当に評価されていない」「給料が安い」といった不満が積み重なると、「会社に損害を与えてやりたい」という歪んだ気持ちが芽生えてしまうことがあります。
社員が気持ちよく働ける環境を作ることも、実は重要なセキュリティ対策の一つなのです。
今すぐできる!内部不正を防ぐための5つの対策
では、大切な会社を内部不正から守るために、私たちは何をすれば良いのでしょうか。
専門家でなくても、今日から始められる対策を5つご紹介します。
対策1:情報管理のルールをみんなで決めよう
まずは、「何が重要な情報で、どう扱うべきか」というルールを、文章で明確に定めましょう。
そして、そのルールを全従業員にしっかりと共有することが大切です。
「この情報は社外秘です」とファイルに明記するだけでも、意識は大きく変わるはずです。
ルールは伝えるだけでなく、なぜ必要なのかも説明しましょう。
実際の情報漏洩事例を使った短時間の研修や定期的な周知を行い、判断に迷ったときに相談できる状態を作ることが大切です。
対策2:アクセスできる人をきちんと制限しよう
すべての情報を全員に共有する必要はありません。
その情報が「仕事で本当に必要な人」だけにアクセスを許可する仕組みを作りましょう。
これは、システムの専門家でなくても、ファイルにパスワードをかけるなど、簡単な工夫から始められます。
対策3:操作ログを記録し、異常を見つけよう
「誰が」「いつ」「どの情報にアクセスし」「何を行ったか」を確認できるよう、操作ログを記録しましょう。
Webサイトやサーバーへのアクセスに加え、重要なファイルの閲覧や変更なども記録対象になります。
ログは、事故が起きた原因や被害範囲の確認に役立ちます。
また、操作が記録されていると周知することは、不正行為の抑止にもつながります。
ただし、ログは保存するだけでは十分ではありません。
継続的に確認する必要がありますが、膨大な記録を人力だけで追うと見落としが起きやすいため、ツールによる検知や通知で人の確認を補う考え方も大切です。
対策4:社員が気持ちよく働ける環境を作ろう
セキュリティの話とは、一見関係のないように思えるかも知れません。
しかし、社員が会社に愛着を持ち、満足して働いていれば、会社に害をなすような行動を取る可能性は低くなります。
定期的に面談の機会を設けたり、相談しやすい雰囲気を作ったりするなど、風通しの良い職場環境を目指すことが、巡り巡って会社の情報を守ることにつながるのです。
具体的な進め方は、担当者別にセキュリティ文化を定着させる手順も参考にしてみてください。
対策5:Webサイトの「穴」もふさでおこう
意外と見落としがちなのが、自社のWebサイトの弱点です。
「内部不正とWebサイトに何の関係が?」と思うかもしれませんね。
しかし、ITに詳しい社員が、会社のWebサイトにセキュリティ上の「弱点」があることを見つけ、そこから社内ネットワークに侵入して情報を盗み出す、というケースも考えられるのです。
外部からの攻撃だけでなく、内部の人間による悪用を防ぐためにも、自分の家の玄関にしっかり鍵をかけるのと同じように、会社のWebサイトを定期的にチェックすることが本当に重要です。
Webサイトのセキュリティは専門家に診てもらうのが基本
内部不正を防ぐための対策はいくつもありますが、Webサイトのセキュリティは専門家による診断を受けるのが確実です。
専門家に依頼すれば、Webサイトに潜む脆弱性だけでなく、どのように改善すればよいのかまで具体的に確認できます。
とはいえ、「費用がわからない」「見積もりに時間がかかりそう」「小さな会社には高そう」と感じる方もいるでしょう。
また、診断を依頼してから結果が出るまで、長く待たされるイメージを持っている方も少なくありません。
セキュリティ対策の重要性はわかっていても、こうした費用や手間への不安から、なかなか一歩を踏み出せないケースもあります。
AIセキュリティ診断で会社の未来を守る新しいカタチ
「専門家の診断は必要だけれど、費用や時間の面で躊躇してしまう」
そんなときの選択肢の一つが、AIを活用したセキュリティ診断です。
内部不正を防ぐにはルールの整備や社員への教育も欠かせませんが、Webサイトの弱点についてはテクノロジーを活用してチェックできます。
そのサービスの一つが、『セキュリティー診断さん』です。
セキュリティー診断さんなら手軽に診断できる
『セキュリティー診断さん』は、Webサイトに攻撃者から悪用される危険な脆弱性がないかをAIで調べるサービスです。
料金がホームページに掲載されているため、費用を確認したうえで申し込めます。
見積もりのやり取りも不要で、決済とサイトの所有者確認を済ませれば、最短即日で診断を始められるのも特徴です。
診断後には、見つかった脆弱性や改善方法をわかりやすくまとめた報告書を確認できます。
それぞれの弱点には危険度も示されるため、どこから対策すべきか判断しやすいです。
専門知識がなくても、Webサイトの安全性を確認し、必要な対策につなげやすいサービスとなっています。
まとめ:内部不正を防いで、会社の未来を守ろう
内部不正は、決して他人事ではなく、どの会社でも起こりうる身近な脅威です。
ですが、情報管理のルールを整備し、必要な人だけが情報へアクセスできる状態にするなど、今日からでも始められる対策はたくさんあります。
社員が気持ちよく働き、困ったときに相談できる環境づくりも、会社の安全につながります。
それに加えて、外部からの攻撃はもちろん、内部の人間による悪用を防ぐためにも、会社の顔であるWebサイトのセキュリティチェックは欠かせません。
たとえば『セキュリティー診断さん』は、専門知識がない方でも手軽に始められる、心強い味方になってくれるはずです。
見積もり不要の明朗会計で、すぐに会社の安全を守る第一歩を踏み出せます。
あなたの大切な会社と、社員、そしてお客様の未来を守るために、行動を起こしてみませんか?
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